「七つの会議」を観たって話

この映画を二言で表すなら

 

噛んでも噛んでも味のするスルメ

The 日本人ウケする映画

 

といったところでしょうか。

 

 

原作 

原作は池井戸潤による小説、主演は能楽師でもある野村萬斎。この組み合わせ、

面白くないわけがない。

nanakai-movie.jp

 

 

 

脇を固める役者さんも豪華な方ばかり。とても重厚感のある映画でした。

というか出てる人たちみんな池井戸潤じゃん(語弊を生む発言)。

 

半沢直樹、花咲舞、ルーズヴェルトゲーム、下町ロケット空飛ぶタイヤ陸王

 

ここらへんの池井戸潤作品に出た人が脇役で出てました。ほとんど。池井戸潤の作品を一日中見続けて最後にこれ見たら「さっきも会ったね」ってなりますよこれ。嫌じゃないですけどね。

 

 

ここからはネタバレ含みます多分

 

内容

このお話は題名通り7つの会議が行われます。

 

とある電機メーカーに勤める八角(野村萬斎)は会議中に寝るようなぐうたら社員で、成績も全く良くない。そんな中、八角は自分に「もうちょっと働けや」と言ってきた営業一課課長の坂戸(片岡愛之助)をパワハラで訴えます。パワハラって言っても八角が言ったことだしちょっと怒られて終わりだろうなぁと思っていたら坂戸はまさかの出向。これはなんだかおかしいぞ?となって原島(及川光博)はそれを探りはじめるが…

 

 

つまり 

そこから話はどんどん闇深くなっていきます。

 

結局のところ、

 

何が正義か

何が悪か

 

誰が正しいか

誰が間違いか

 

というのが大きなテーマとしてそこには存在するのです。

 

誰かが生み出した悪は誰かの正義のためであり、その正義もまた誰かにとって悪になる。それを見事に描いてありました。

 

この映画ではたくさんの悪と正義について語られていましたが、それの根本を辿っていくとたった一つに集約されます。そして、結局のところ一番悪いのは誰なのか、と言われたら誰でもないんです。映画ではそこまで描かれていませんし、それがまた答えなのです。

なぜなら、"それ"を作り出したのは日本の風習・気質だからです(最後にそんなようなことを述べていましたが)。

 

感想 

池井戸潤の作品はどれも水戸黄門やドクターXと同じように、毎回同じやり方で悪を成敗してくれるんですよね。ちゃんと成功してくれる。

あのような映画やドラマが売れ続けるのってやっぱり我々視聴者の日々の鬱憤が溜まってるからなんでしょうか。痒い所に手が届くかんじ?言いたいけど自分では言えないので池井戸潤に代弁してもらってスッキリみたいな。それに必ずオチが同じで絶対に悪をやっつけてくれてある意味安心して見ることができます。予想を裏切らないものが好きなんですよね結局は。

 

嫌いじゃないんですけどね。またかーいとなります。嫌いじゃないんですけどね。